島津啓次郎ゆかりの地訪ね歩きウオーキング
広瀬中学校に集まった参加者
広瀬中学校の玄関前の啓次郎の少年時代をモデルにした「少年の像」前で説明後出発です。
広瀬神社:佐土原藩・広瀬転城後の広瀬新体制の守護神。昔のダンジリの写真を披露し、参加者からも昭和時代の話が聞けました
仲町付近をスタッフの誘導で次のゆかりの地を目指します。
招魂塚:西南戦争に参加し鹿児島の城山で亡くなった啓次郎と佐土原隊を忍びました。
竹林の中にひっそりと建っている招魂塚
招魂塚から藪道を下る参加者。
御殿跡地:広瀬転城後の藩主の留守宅。参加者から驚嘆の声がありました。
わずかに残る石垣が御殿の名残をとどめています。
瓢箪島の西郷札印刷所跡:昔の地図を参照にしてみるとここに印刷所が作られたわけが分かったような気がします。
説明を聞いる参加者
最後の広瀬小学校までもうすこし。
広瀬小学校:佐土原から転城されたのがこの場所でした。
広瀬小学校は命のバトンをつないだ戦前の外交官、根井三郎の出身校です。
歴の上では秋でしたが、まだまだ暑さの残る10月21日に「島津啓次郎ゆかりの地訪ね歩きウオーキング」を開催しました。約20名の参加者は啓次郎の名前を初めて聞く人、歴史に興味のある方、地元をよくご存じの方など様々な方たちでした。9時45分に広瀬中学校を出発し、各ゆかりの地で説明をしながらの2時間のウオーキングでした。各ポイントでは参加者の中からその場所をよくご存じの方がガイド役になったりして、話が盛り上がりました。けが人もなく最後には心地よい汗をかいてお開きとなりました。参加者からは説明があることで距離の割に、途中途中で休みが取れて良かったなどの声が出ていました。初めての企画で試行錯誤しながらの開催でしたが、参加者同士の会話、広瀬の幕末前後の歴史を垣間見ることができたとの参加者の感想を聞き、参加者も楽しい時間を過ごされてたようでした。ちなみに約8,000歩の行程でしたが筋肉痛になられた方もおらずまだまだ元気が残っていたようです。

「島津啓次郎は第10代佐土原藩主島津忠寛の3男」